第3066段 鯉の恋がはじまる時
昔、男ありけり。今も男あり。
その男、令和6年11月2日
美濃の国は郡上市の郡上市総合文化センターにて開催の
「第39回国民文化祭」
≪清流の国ぎふ 短歌の祭典≫にて
入選を通知を受け取り赴きけり。
その入選の歌は
パン屑を 奪ひ合ふ時 偶然の
キスから鯉の 恋がはじまる
選びたる先生は大西久美子先生なり。
而して、その大西久美子先生の評は
「この歌は本当に楽しいです。ユーモアがありウイットがあって」
なり。
この歌の心、解説の要はなしとぞ覚えけり。
「鯉の恋」とは言葉遊びの一つにて今風に申せば
オヤジギャグの類ひなり。