第3028段 第33回「信州伊那井月俳句大会」
昔、男ありけり。今も男あり。
その男、令和6年9月8日
信濃の国は伊那市にて開催の
第33回「信州伊那井月俳句大会」に
応募締め切り日の前の5月14日に
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世を捨てて 井月伊那の 月をめづ
を投稿し吉左右を待ちけり。
而して、大会後の9月24日に
「俳句大会入選句集」を受け取り
一覧すれどどの賞にもその男の名前と俳句作品
見当たらねば無念の涙を流し悔しがりけり。
俳句の心は幕末期に越後の国は長岡の下級武士であった
井上井月(本名は井上克三)が伊那谷を終の栖として
さすらひの日々を送りたる俳人を顕彰しての俳句大会なれば
その在りし日の秋の名月を鑑賞する姿を詠みたる作なり。