新編・伊勢物語 第3011段 宇陀の又兵衛桜 其の⑪ 星原二郎第3011段 宇陀の又兵衛桜 其の⑪ 昔、男ありけり。今も男あり。 その男、令和6年8月9月5日付けの 立春知立短歌会の季刊発行の歌誌『立春』286号に 【宇陀の又兵衛桜】と題し連作17首を発表し 評価を世に問ひけり。 その11首目の作は 老境に 至りてもなほ 年ごとに 咲き継ぐ意志は ゆるがぬと見ゆ 歌の心は桜に託したるその男の意気地を詠みたる作なり。 連作中の最自信作なり。