第2993段 朝の恒例の読経
昔、男ありけり。今も男あり。
その男、令和6年8月下旬の或る日
毎朝の恒例と仏壇に水を差し上げ
鈴を鳴らし、木魚を4回叩き
線香を焚き
歌を
亡き人と 対話と今朝も 般若心経
心して唱へ 今日をはじめる
般若心経は正式には「般若波羅蜜多心経」にて
通称は三蔵法師こと玄奘三蔵の訳したる経文なり。
毎朝の恒例も17年を過ぎれば完全に全文を暗記し暗誦は可能なり。
されどもその意とするところは
「十七条憲法」「魏志倭人伝」と並びて
その男の三大難解漢文なり。