第2973段 AIロボットの反逆の未来を予測しつつ
昔、男ありけり。今も男あり。
その男、令和6年7月下旬の或る日
長野自動車道の姨捨サービスエリア内の
芝生に動きゐるモノを見掛け
歌を
炎天下 芝刈りロボは 汗もせず
不平も言はず 働き続く
そのロボットは不平も愚痴も泣き言も弱音を言ふなどの
人間的なる感情を持たざるロボットなれば当たり前に
今は働き続けゐるなれども
遠からずAIの進歩により、人間に近き感情をも有するロボットの
出現するはもはや絵空事にあらずかなりの現実味を帯びてゐる昨今
さすれば映画「ターミネーター」の如く人間に対し反乱を起こし
人間の命令には一切従はぬ事態の到来に思ひ及びて
芝刈りロボットの働きぶりを眺め続けけり。