第2969段 上州の水沢うどん店へ行く
昔、男ありけり。今も男あり。
その男、令和6年7月下旬の或る日
上野の国は渋川市伊香保温泉への道すがら
通称、うどん街道を通り
或る店にてうどんを
注文して歌を
誰も彼も 笑顔ですする 水沢の
うどんは美味し 遠けれど来ぬ
全国に名の知れ渡りたるうどんの
つまり秋田の稲庭うどん、甲斐のほうとうと吉田うどん
越中の氷見うどん、讃岐の讃岐うどん、尾張のきしめんと味噌煮込みうどん
などなどと並びて名うどんの地なり。
わざわざと行く価値がミシュランの名店の基準とぞ
聞き及びたれば、確かにここ「水沢うどん」も
行く価値のある地とぞ覚えけり。