第2955段 連作【寓歌】 その11 下手を極めれば名人と呼ばれるかも
昔、男ありけり。今も男あり。
その男、令和6年6月5日付けの
立春知立短歌会の季刊発行の歌誌『立春』285号に
【寓歌】と題し連作15首を発表し
評価を世に問ひけり。
その11首目の作は
歌も字も 恋も生き方も 下手なれば
下手を極めて 名人目指せ
この作はその男の自虐史観に基づく作にて
よくいへば極めて謙虚
悪くいへば劣等感の塊の如き作なり。
而して、人生の≪負けるが勝ち≫の逆説的
人生論の作なり。