新編・伊勢物語 第2950段 連作【寓歌】 その6 無鉄砲の人生を肯定 星原二郎第2950段 連作【寓歌】 その6 無鉄砲の人生を肯定 昔、男ありけり。今も男あり。 その男、令和6年6月5日付けの 立春知立短歌会の季刊発行の歌誌『立春』285号に 【寓歌】と題し連作15首を発表し 評価を世に問ひけり。 その6首目の作は 無鉄砲な 人生だつた だがしかし 鉄砲に縁なく 平和な一世(ひとよ) 「無鉄砲」とは一般的に否定的に捉へられる文言なれど 人を殺害するための武器としての鉄砲とは生涯に亙り 全く縁なく過ぎ去らむとする人生を俯瞰しての感慨の作なり。