第2948段 連作【寓歌】 その4 戦争による破壊後の市街地を見やる火の鳥
昔、男ありけり。今も男あり。
その男、令和5年6月5日付けの
立春知立短歌会の季刊発行の歌誌『立春』281号に
【寓歌】と題し連作15首を発表し
評価を世に問ひけり。
その4首目の作は
人間の 本質が持つ 愚かさを
廃墟に見やり 火の鳥がゆく
「火の鳥」とは勿論、漫画家の手塚治虫先生のライフワークである
『火の鳥』の主人公にて永遠の生命を持つ創作上の架空の鳥なり。
而して、もし仮に たられば にて手塚治虫先生が存命なれば
こんにちの世界を如何に『火の鳥』に描くか?を想像しての作なり。