第2947段 連作【寓歌】 その3 万物の霊長とは人類の奢り
昔、男ありけり。今も男あり。
その男、令和6年6月5日付けの
立春知立短歌会の季刊発行の歌誌『立春』285号に
【寓歌】と題し連作15首を発表し
評価を世に問ひけり。
その3首目の作は
万物の 霊長などとは 奢りにて
愚かなること 大統領を見よ
【万物の霊長】とは中国の古典の一つである
書経の中の言葉にて、具体的には人類を指し
その男も幼年期より幾たびと聞かせれ
人類こそがこの地球上の最も優れたる存在と信じしかど
戦争の頻発、愚かなる事件と事故の繰り返し
麻薬の蔓延、などなど数へ上げれば切りのない
愚行の連続などに呆れての作なり。
この歌の大統領とは勿論、プーチン大統領を指すのであるが
一例に過ぎないとぞ覚えけり。