第2941段 連作「北海道を」 その39旭岳温泉の湧駒荘
昔、男ありけり。今も男あり。
その男、令和6年6月上旬
その男の所属する短歌の結社である「桃の会」の
発行する季刊誌の「桃の会だより」57号に
『北海道を』をと題し連作43首を発表し
評価を世に問ひけり。
その連作の第39首目は
熊除けの 番犬ケンサン 大人しく
大雪山の 湯宿の玄関
その温泉宿は旭岳温泉の湧駒荘なり。
この温泉宿もかなりの山の奥にあり
いつヒグマと遭遇しても不思議なき処なり。
而して、露天風呂に入浴中は少々、怯えけり。