第2926段 連作「北海道を」 その26湯宿「だいいち」の露天風呂にて
昔、男ありけり。今も男あり。
その男、令和6年五月上旬の3日
その男の所属する短歌の結社である「桃の会」の
発行する季刊誌の「桃の会だより」57号に
『北海道を』をと題し連作43首を発表し
評価を世に問ひけり。
その連作の第26首目は
渓流の 露天風呂出で 真裸に
シマフクロフの 眼もて魚追ふ
この歌は北海道の中標津町養老牛にある
湯宿「だいいち」に宿泊しこの宿の自慢の
露天風呂を楽しみたる折の抒情なり。
而してその後、シマフクロウの保護活動に共鳴し
会員となり幾許かの寄付金を出しけり。