第2892段 鶏の産卵数
昔、男ありけり。今も男あり。
その男、令和6年5月5日
刈谷市は東刈谷市民センターにて毎月開催の
千草会短歌会の月例歌会に
次の歌
本来は 年に一度の 鶏に
一日二個を 産めとはむごい
を事前に提出し臨みけり。
歌の心は野生の原種の鶏は他の野鳥と同様に
年一回の産卵なれど、人間の欲望により
改良に改良を重ね現代にては
ほぼ毎日、産卵し1年から1年半の期間中に
約400個から500個の卵を産み続け
廃鶏となり処分される、いはば卵製造マシーン化したる
鶏に更に効率化を求めるあまりの
計画に飽きれ果てて生まれたる作なり。
而して、標記の〈卵〉と〈玉子〉の違ひをご存知にや?
正解は〈卵〉は鳥・魚・虫などが産むものにて
〈玉子〉とは食用にする鶏の鶏卵を指す謂なり。
更に鶏にてはありとあらゆる部位を利用し
金にならぬは鳴き声のみとか。。
驚きの極みなり。
歌会での評価はその男の思ひ理解される事なく
得点とはならず無念なり。