第2835段 連作『慣用句の歌』其の拾参 議員先生の常套句
昔、男ありけり。今も男あり。
その男、令和6年2月5日付けの
立春知立短歌会の季刊発行の歌誌『立春』284号に
【慣用句の歌】と題し連作15首を発表し
評価を世に問ひけり。
その13首目の作は
記録には あれど記憶に なしといふ
嘘かまことか 議員先生は
昨今の政界を揺るがすパーティー券のキックバックにより
裏金問題の記者会見時の回答なども
あやふやなる答弁にてお茶を濁すが如き発言は
国民を愚弄するものにして
あからさまに否定するは後日の問題を更に引き起こす可能性もあり
無難なる【記憶になし】を多用する事例に
強き怒りを感じての作なり。