第2787段 土佐のよさこい節の恋の歌詞
昔、男ありけり。今も男あり。
その男、令和6年1月20月
刈谷市文化協会所属の短歌部会の
月例歌会に次の歌を
≪はりまや橋で 坊さん簪 買うを見た≫
恋の顛末に 頬杖を衝く
事前に提出し臨みけり。
歌の心は四国は土佐の国の民謡である
『よさこい節』の出だしの「土佐の高知の~」に次ぐ
歌詞を引用しての作。
土佐の高知の播磨屋橋は今や「期待外れの日本三大名所」として
逆に有名になりしかど、その男 橋マニアなれば
取材に幾度となく訪ねての構想を膨らませたり。
この歌詞のモデルは江戸期の末の土佐の名刹の竹林寺の
若き僧の純真とお馬と言ふ名の娘の恋愛を伝へる内容にて
民謡にてはこの一節のみ。
されば、その恋愛物語は如何なる結末なりや?と
妄想を働かせての作なり。
而して、歌会での評価はその点を理解されず
得点には結びつかず無念なり。