新編・伊勢物語 第2763段 顧みて他を言ふ 星原二郎第2763段 顧みて他を言ふ 昔、男ありけり。今も男あり。 その男、令和5年12月下旬の或る日 腐れ縁とも云へる友人と会ひ ランチし、午後の珈琲を飲み、会話を楽しみ 歌を 顧みて 他を言ふことの 多き友 性格なれば 致し方なし ※「顧みて他を言ふ」とは、会話中、返事に窮すると 関係の無き事柄に話題を変へて誤魔化す事の慣用句なり。 悪い男にあらねば、性格上の問題は有れども付き合ひて 三十数年を経過しての感慨の作なり。