第2718段 降鑒の父母
昔、男ありけり。今も男あり。
その男、令和5年11月12日
刈谷市文化協会所属の短歌部会の年一回の
刈谷市民文化祭参加の
短歌大会に次の歌を
天の原 振り放け見れば 降鑒の
父母まして 光がとどく
事前に提出し臨みけり。
二句まではかの阿倍仲麻呂作の
百人一首にも採られゐる作を
お借りしての歌なり。
歌の心はその男の両親より今も見守りを受けてゐる
感覚を詠みたる作なり。
而して、短歌大会にてはその点も
二句までも、「降鑒」の意味も表記も理解を
得ること能はず無念なり。
而して、来年の短歌大会に向け捲土重来
近年の流行り言葉にて申せば
「来年は今年の倍返しだ」
との負け惜しみを吼えけり。