第2697段 多賀城市の「壺の碑」全国俳句大会の作品
昔、男ありけり。今も男あり。
その男、令和5年10月7日の
みちのくは多賀城市での
詩の国みちのく 詩の都多賀城 の惹句にて開催の
第30回「壺の碑」全国俳句大会に
つぎの俳句
笑ふのみの 芸人貧し 二日かな
を7月24日に投稿し吉報を待ちけり。
この俳句の季語は「二日」、つまり正月の元日の次の日の事なり。
句の心は正月のテレビ番組は晴れ着を着たる女性アナウンサー
紋付袴姿の芸人など華やかなるバラエティー番組が多くあれど
芸人とはいへ、芸にて笑ひを取るのではなく
ただ単に馬鹿笑ひに近き笑ひのみにてお客を笑はせやうとする
例へば明石家さんまの如き芸人を非難しての作なり。
而して俳句大会ではその点の評価は無く
選に漏れたる作品集を10月19日に受け取り
悔しき思ひをいだきけり。