新編・伊勢物語 第2694段 雀色時、待ちかねて祝杯 星原二郎第2694段 雀色時、待ちかねて祝杯 昔、男ありけり。今も男あり。 その男、令和5年10月中旬の或る日 定期的に行きたる眼科医院にて検査を受け まう一首、歌を 今日もまた のんべんだらり 時は過ぎ 雀色時 待ちかねて飲む ※雀色時とは日暮れ時の事なり。 而して、その日は点眼薬の不要を寿ぎての 祝ひ酒にて、美味きことこの上もあらざりき。 めでたし。めでたし。