第2625段 大谷翔平の兜のセレブレーション
昔、男ありけり。今も男あり。
その男、令和5年8月4日の
メジャーリーグのエンジェルス対シアトルマリナーズ
のゲームを観戦し大谷翔平の節目となる
今シーズンの40号の豪快なるホームランを
目撃し歌を
大谷が 兜をかぶる セレブレーション
幾度と観れど 一番似合ふ
大谷翔平の兜姿を喩へて言へば正に若武者なり。
または立派なる侍大将なり。
他の選手はといへば遠き昔の戦国の世を連想させる古武者
手に負ひかねる荒武者
初陣、間もなき若武者
大傷を負ひたる落武者
などなどの武者が浮かびけり。
更にはその後のホームランを打ちたる打者への祝賀の
儀式にて最後の太刀を大きく振り下ろす所作の右手の動きも
いと面白し と眺め 今シーズンの終了と共に
消えゆくであらうことを惜しみけり。
而して、そのゲームは大谷翔平の先発登板にて
今期の10勝目をかけたる大事なゲームなれども
クローザーのエステべスが逆転満塁ホームランを打たれ
残念なる結末にテレビを消し啞然とし
憮然とし溜息をつきけり。