新編・伊勢物語 第2501段 賞味期限切れの食材を 星原二郎第2501段 賞味期限切れの食材を 昔、男ありけり。今も男あり。 その男、令和5年7月9日 刈谷市は東刈谷市民センターにて毎月開催の 千草会短歌会の月例歌会に 次の歌 賞味期限 幾分過ぎて ゐたれども 勿体ないぞ 平然と食ぶ を事前に提出し臨みけり。 歌の心は《もったいない》の精神にて 戦中戦後の貧しき時代を知る身なれば 廃棄される食糧を憂ふ心とぞ覚えけり。 而して歌会での評価は、理解と共感を覚える世代の 会員なれども得点に結びつかず無念なり。