新編・伊勢物語 第2582段 根尾の淡墨桜 其の拾弐 星原二郎第2582段 根尾の淡墨桜 其の拾弐 昔、男ありけり。今も男あり。 その男、令和5年6月5日付けの 立春知立短歌会の季刊発行の歌誌『立春』281号に 【根尾の淡墨桜】と題し連作15首を発表し 評価を世に問ひけり。 その12首目の作は 枝ぶりも 見事の一言 美しき 姿とどめて 日本の宝 桜は平安期の歌僧の西行法師以来 数多の歌に詠まれたる日本を代表する花にして まさに日本の天然記念物の代表なり。