新編・伊勢物語 第2574段 根尾の淡墨桜 其の肆 星原二郎第2574段 根尾の淡墨桜 其の肆 昔、男ありけり。今も男あり。 その男、令和5年6月5日付けの 立春知立短歌会の季刊発行の歌誌『立春』281号に 【根尾の淡墨桜】と題し連作15首を発表し 評価を世に問ひけり。 その4首目の作は 谷汲の この山里の 道に沿ひ 桜並びて 一斉に咲く 奥美濃の山深き谷汲の里は西国三十三番の霊場巡りの 結びの満願の華厳寺のある地域にて その華厳寺からは淡墨桜へゆく道沿ひは まさに桜並木の街道なり。