新編・伊勢物語 第2571段 根尾の淡墨桜 其の壱 星原二郎 第2571段 根尾の淡墨桜 其の壱 昔、男ありけり。今も男あり。 その男、令和5年6月5日付けの 立春知立短歌会の季刊発行の歌誌『立春』281号に 【根尾の淡墨桜】と題し連作15首を発表し 評価を世に問ひけり。 その1首目の作は 朝光(かげ)の 今し射し初め 根尾谷の 淡墨桜 ひかり耀ふ 歌の心は今年の4月の上旬に美濃の国は本巣の 根尾の淡墨桜を訪ねての抒情なり。