第25340段 公衆電話の箱の中で泣いた思ひ出
昔、男ありけり。今も男あり。
その男、令和5年5月の或る日
近くの街角に設置さてて久しき公衆電話BOXが撤去されゆく
工事の様子をたまたま目撃し歌を
近所の 電話BOX 撤去され
昭和がまたも 遠ざかりゆく
かって、フォークソンググループの
南こうせつとかぐや姫の名曲の『赤ちょうちん』の一節に
「あなたと別れた雨の夜♪公衆電話の箱の中♪
膝を抱えて泣きました♪」と歌はれたる場所が消え去る事に
郷愁を覚えての作なり。