第2497段 現代社会で奴隷制度が存在
昔、男ありけり。今も男あり。
その男、令和5年3月18日
刈谷市文化協会所属の短歌部会の
月例歌会に次の歌を
蟻社会では 奴隷制度が 今もなほ
存在するらし 認めてよいか
事前に提出し臨みけり。
歌の心は今を去る昨年2022年9月3日の
朝日新聞の読者投書欄である【声】に
山形県の10歳の小学生の阿部文彩さんの投稿の
『アリの世界の「厳しさ」感じた』を読みて
いたく感激・感動を覚えての抒情なり。
その内容は或る種の蟻が別の種の蟻を「奴隷狩り」し
働かせてゐるといふものにてその観察力の鋭さは
敬意を表さずにはゐられず生まれたる作なり。
而して歌会での評価はその点を理解されず
得点にはならず無念なり。