第2468段 長き期間の権力は腐敗する
昔、男ありけり。今も男あり。
その男、令和5年2月中旬の或る日
ロシアによるウクライナ侵攻の終息の兆しの見えぬ中で
プーチン大統領の戦争継続の必要性を訴へる映像を目にし
更に歌を
さかしらの 理屈を並べ 演説の
大統領を 降ろす術がも
この作もかっての戦中の日本政府の政策と
大して変はらぬ理論とぞ覚えての怒りの抒情なり。
※さかしらとは正義ぶって振る舞ふこと。
※結句の「がも」とはが願望を強める終助詞にて
「大統領を降ろす手段があって欲しい」の意なり。