新編・伊勢物語 第2461段 夭折の弟と飲み語るがに偲びて 星原二郎第2461段 夭折の弟と飲み語るがに偲びて 昔、男ありけり。今も男あり。 その男令和5年2月3日の宵に 昭和31年2月3日に生まれ その数日後に身罷りたる弟の 三男を偲びて 歌を これの世に 数日の命の 弟よ 誕生日の今日 語るがに飲む 生きてゐたならば67歳にして 如何なる職業に就き 如何なる土地に住み 如何なる家庭を築き 如何なる趣味を持ち 如何なる性格ならむや と思ひ巡らし飲み続けけり。