第2452段 踏切にて迷ふ
昔、男ありけり。今も男あり。
その男令和5年2月の上旬の或る日
自宅近くの名鉄本線の踏切を今し
渡らむとせし時に警報器が鳴りだし
歌を
踏切の 直前にして 警報が…
アクセルかブレーキか 瞬間迷ふ
名鉄系の多くの踏切は警報器が鳴りだし遮断機が降り
電車が通過するまでには平均約30秒以上の余裕があり
警報器が鳴り出した直後であれば渡り終へるまでの
所要時間は約3~5秒であれば
充分に安全に渡り終へる事が可能なり。
而して、その日のその時は急ぐ用もなければ停車し
通過後に安全を確認し横切りけり。
然れども、かっての現役の時なれば
違ふ選択をせしとぞ覚えけり。