新編・伊勢物語 第2376段 仰臥の正岡子規が身を起こす時 星原二郎第2376段 仰臥の正岡子規が身を起こす時 昔、男ありけり。今も男あり。 その男、令和4年11月7日 刈谷市民文化祭の俳句大会に赴き 当季の俳句の 柿剥けば 仰臥の子規が 身を起こす を提出し臨みけり。 而して、句会での評価はまづまづなれど あと一歩のところにて入賞を逃し悔しがりけり。 「仰臥の子規」とは勿論、正岡子規先生の事にて 晩年のカリエスに苦しみつつも歌と俳句に 向き合ひたる偉丈夫に敬意を表しての作なり。