第2329段 第31回信州伊那井月俳句大会
昔、男ありけり。今も男あり。
その男、令和4年9月11日
信州は伊那市での第31回信州伊那井月俳句大会の
事前に次の俳句を投稿し
さすらひの井月友と虫の声
入選を願ひ大会に臨みけり。
第31回信州伊那井月俳句大会とは
文政5年越後の国は長岡に生を享けたる
本名は井上克三といひ
通称名は「乞食 井月」にて
伊那谷を放浪し死にたる元武士の俳人を
讃へて始まりたる俳句大会なり。
井月の名はかの芥川龍之介がその俳句を絶賛したことにより
死後、名声が高まり
種田山頭火にも慕はれて影響を与へたる人物なり。
而して、大会では入選を逃し残念なり。
俳句の心は去る先年に彼の墓参りの折の感慨なり。