新編・伊勢物語 第2291段 愛の一期一会 星原二郎第2291段 愛の一期一会 昔、男ありけり。今も男あり。 その男、令和4年8月中旬の或る日 惚れたる女人ありければ 逢瀬の日を過ごし 歌を 今生の 終(つひ)の一会(いちゑ)の 覚悟もて 汝(なれ)をかき抱く 老いたるわれは この歌は人生の愛の刹那を詠みたる作なり。