新編・伊勢物語 第2290段 臨終の時の言葉は 星原二郎第2290段 臨終の時の言葉は 昔、男ありけり。今も男あり。 その男、令和4年8月中旬の或る日 惚れたる女人ありければ 逢瀬のひと時を過ごし 歌を かくも深く 汝(なれ)に愛されし われなれば 幸せなりしと 臨終(いまぎは)告げむ この歌は愛のひと時の後の 喋喋喃喃より生まれたる歌なり。 ※「喋喋喃喃(てふてふなんなん)」とは 男女が愉しげに語り合ふことなり。