新編・伊勢物語 第2252段 孫の成長と祖父の衰へ 星原二郎第2252段 孫の成長と祖父の衰へ 昔、男ありけり。今も男あり。 その男、令和4年7月上旬の或る日 その男の6人目の孫の「こころ」 3月2日に生まれより 初めてマンションに来れば 歌を 成長を 認める時し すなはちに 祖父わが老いを 知らさるる時 孫といふものは日々に成長し 逆に祖父といふものは月々に衰ふものなれば 歌の心は道理にて、まさに無常のこの世とぞ覚えけり。