新編・伊勢物語 第2230段 揖斐のさざれ石 其の壱 星原二郎第2230段 揖斐のさざれ石 其の壱 昔、男ありけり。今も男あり。 その男、令和4年6月15日付けの 立春知立短歌会の季刊発行の歌誌『立春』276号に 【揖斐のさざれ石】と題し 連作14首を発表し評価を世に問ひけり。 その1首目の作は 水清き 揖斐源流の 山深く さざれ石あり いざや登らむ このは歌は連作のプロローグ 序歌であり、さざれ石のある美濃の国は揖斐川町の 伊吹山にも近き山中のさざれ石公園へと 山道を登り行く時の作なり。