新編・伊勢物語 第2196段 近くの公園にて 星原二郎第2196段 近くの公園にて 昔、男ありけり。今も男あり。 その男 令和4年5月GWの或る日 散歩途中の公園のベンチにて 歌を 子等が居て 雀等が居て のどかなる 春の昼ふけ ツツジの公園 と詠み、暑からず寒からずまさに 風薫る五月の陽気に老いの心も浮き立ちにけり。