第2168段 歌会後の虚仮の後思案と鱓の歯軋り
昔、男ありけり。今も男あり。
その男 令和4年4月3日
刈谷市は東刈谷市民センターにて毎月開催の
千草会短歌会の月例歌会に
次の歌
歌会後に 虚仮の後思案 浮かび来て
鱓の歯軋り 時間よ戻れ
を事前に提出し臨みけり。
※「虚仮の後思案」とは愚者は必要なる時に知恵と言葉が出ず
事が過ぎてから知恵と言葉が出る事。
※「鱓の歯軋り」とは鰯などの小者がいきりたり悔しがる事。
歌の心は他人の歌評に歌会時には出ず、その後になり
ああ言へばよかった かう言へばよかった
などと思ふこと度々にてその無念さを詠みたる作なり。
而して、歌会での評価は歌の心を充分に理解頂く事 叶はず
低き得点にとどまり、またもや鱓の歯軋りしきりなり。