新編・伊勢物語 第2161段 大相撲の贔屓力士同士の取組 星原二郎第2161段 大相撲の贔屓力士同士の取組 昔、男ありけり。今も男あり。 その男 令和4年3月の或る日 大相撲の春場所の中継を 観て歌を 好取組 どちらも負けず 頑張れと 無理な応援 相撲おもしろ と詠み、相撲は一対一の競技にて 必ずや勝敗は明らかになる事は当然にして 「どちらも負けるな」とは贔屓力士同士の取り組みなれど 叶はぬ願望とぞ覚えけり。 而して、その男の贔屓力士同士とは 具体的なる力士名は競技の公平さの観点よりの判断にて 控へさせていただくなり。