新編・伊勢物語 第2154段 予定の記入無き手帳を開く 星原二郎第2154段 予定の記入無き手帳を開く 昔、男ありけり。今も男あり。 その男 令和4年3月6日 刈谷市は野田市民館にて毎月開催の 千草会短歌会の月例歌会に 次の歌 珈琲を 飲みつつ手帳 開く癖 今日も予定は 無しと知りつつ を事前に提出し臨みけり。 歌の心はこの二年以上にわたりコロナ禍により 自宅での籠城戦を余儀なくされ 多くの予定・計画が手帳から消えさり 溜息まじりの嘆きの作なり。 而して、歌会での評価は半数の出席者から 共感を頂きけり。