第2102段 大竜巻の被害者に
昔、男ありけり。今も男あり。
その男、令和4年1月の或る日
昨年の12月12日にアメリカの中部にて起こりたる
大竜巻の被害の状況を知り
まう一首、歌を
大竜巻 アメリカに起こり 甚だしき
被害に遭ひたる 人等痛まし
と詠み、同情の心を寄せ
災害からの復旧・復興を祈りけり。
而しての後、日本の越後の江戸後期の
良寛和尚の言葉の
「災難に遭ふ時は遭ふがよろしく候」を思ひ出し贈りけり。
その意とする心は「天から災難からは何人も逃れ得る事は出来ず
受け容れ克服するしか道は無い」
この旨を諭したる言葉とぞ覚えけり。