第2089段 来光に合掌礼拝
昔、男ありけり。今も男あり。
その男 令和4年1月9日
刈谷市は東刈谷市民センターにて毎月開催の
千草会短歌会の月例歌会に
まう一首次の歌
山の端に 大き日輪 昇り来て
祖母の慣ひを 今に受け継ぐ
を事前に提出し臨みけり。
歌の心はその男の祖母の朝日に向かひての
合掌礼拝を受け継ぎての挙措にて
その根本的思想は古代よりの太陽神信仰とぞ覚えけり。
而して、歌会にては初日の出を詠みたる内容では?との
指摘もありしかど、否よ日常の事とぞ説明し理解を得
得点もまづまづにて初歌会なれば
「こいつは春から縁起がいいわい」の
歌舞伎『三人吉三廓初買』の名科白を呟きけり。