新編・伊勢物語 第1912段 北海道にて唱歌の『旅愁』の替え歌を 星原二郎第1912段 北海道にて唱歌の『旅愁』の替え歌を 昔、男ありけり。今も男あり。 その男 令和3年6月下旬 北海道に渡りて7日間が過ぎ 歌を 家を出で 一週間は 疾(と)く過ぎて 妹(いも)ぞ恋しき 旅の夕暮れ と詠み、明治の時代に犬童球渓の作詞の 唱歌の『旅愁』の一節を ♪ふけゆく夏の夜 旅の空の♬ ♪ 寂しき思ひに ひとり悩む♬ ♪恋しや彼女 懐かし笑顔♬ ♪夢路にたどるは 妹の家路♬ と口遊みけり。 ※「妹」とは「いもうと」にあらず恋人の古語なり。