新編・伊勢物語 第1886段 山高の神代桜 其の伍 星原二郎第1886段 山高の神代桜 其の伍 昔、男ありけり。今も男あり。 その男 令和3年6月15日付けの 立春知立短歌会の季刊発行の歌誌『立春』273号に 【山高の神代桜】と題し 連作18首を発表し 評価を世に問ひけり。 その5首目の作は すさまじき 命の力 みなぎりて 咲き極まれる 神代桜 実相寺を訪ねたる日はまさに満開の時にして その迫力たるや言語に絶する思ひに生まれたる作なり。