新編・伊勢物語 第1859段 人生を顧みて 星原二郎第1859段 人生を顧みて 昔、男ありけり。今も男あり。 その男 令和3年5月となり 運転免許証の更新の年なれば 所管の安城市警察署へと赴き 手続きを終へ新しき運転免許証の 自らの写真を見入りて さらに歌を 古稀近く 何して来しや 返り見て 恥づべきことの 多かりしかな と詠み、人生は中国の故事の 「邯鄲一炊の夢」とぞ覚えけり。