新編・伊勢物語 第1814段 国蝶の大紫 其の捌 星原二郎第1814段 国蝶の大紫 其の捌 昔、男ありけり。今も男あり。 その男 令和3年15日付けの 立春知立短歌会の季刊発行の歌誌『立春』272号に 【国蝶の大紫】と題し 連作16首を発表し 評価を世に問ひけり。 その8首めの作は われもまた 羽化登仙の 心地して 飽かず眺むる 舞ひとぶ姿 羽化登仙とは、古代中国の神仙思想にて 人間に羽が生えて仙人となり天界に昇ることなり。