新編・伊勢物語 第1806段 豊橋の極楽湯にて 星原二郎 第1806段 豊橋の極楽湯にて 昔、男ありけり。今も男あり。 その男 令和3年3月の上旬 コロナによる緊急事態宣言の解除を受けて 豊橋は瓜郷町にある極楽湯へと行き 歌を 体内の 汗と毒素を 出し尽くし 和風サウナの 釜風呂ぞよし と詠み爽快感に大いに満足感を覚えけり。 なほ、《毒素を出し尽くし》とは感覚的なる表現にて 科学的または医学的な根拠を伴はぬ文学的なる措辞なり。