新編・伊勢物語 第1795段 隠居道の王道を往く 星原二郎第1795段 隠居道の王道を往く 昔、男ありけり。今も男あり。 その男、令和3年3月の初めにあたり その後の人生に思ひ描きて 歌を 隠居道の 王道を往け 無為徒食の 日日を貫き コロリ往生 と詠み、今のご時世なれば結句は 「コロリ往生」ではなく「コロナで往生」と なるやも知れずと思へども 隠居道に入る時の覚悟である 「今までは好きな事をやって生きてきた されども今後は心を入れ替へて 好きな事のみやって生きてゆく」 揺るぎなき意思を確かめけり。