新編・伊勢物語 第1781段 令和3年は寧歳であれ 星原二郎第1781段 令和3年は寧歳であれ 昔、男ありけり。今も男あり。 その男、令和2年12月の大晦日の夜 翌年を思ひ描きて 歌を 来る年は 寧歳であれ 祈りつつ 除夜の鐘聞く コロナに籠りて と詠み令和3年は新型コロナウイルスの終息を 願ひつつ年を送り 年を迎へけり。 ※寧歳(ねいさい)とは無事にて平和で 疫病の無き年の意なり。