第1777段 中村哲医師の死を悼みて捧ぐ歌
昔、男ありけり。今も男あり。
その男、令和3年2月11日の
立春知立短歌会の毎月開催の
月例歌会に次の歌
世界への 贈り物とて 自らを
捧げ逝きたり 中村医師は
を事前に提出し臨みけり。
中村医師とはアフガニスタンの復興支援に
尽力し凶弾に斃れたる中村哲医師のことなり。
歌の心は彼自身の後半生を世界へのギフトとして
捧げたることに敬意を表しての作なり。
而して、歌会での評価はその事が充分に伝はらず
低き得点にとどまりければ残念無念なり。