新編・伊勢物語 第1773段 『西行花伝』を読み耽る 星原二郎第1773段 『西行花伝』を読み耽る 昔、男ありけり。今も男あり。 その男、令和3年1月のつごもり 辻邦生氏の大著である『西行花伝』を読み耽り 歌を 寒中や 家に籠もりて 読み耽る 『西行花伝』に コロナ忘れつ と詠み、かの西行法師、今の世にタイムスリップし 蘇りたれば何と詠むにや? 思ひ巡らしけり。